卒業生のひとこと
ここでは、私たちの母校から社会人へと旅立った、諸先輩方の現在の近況、
後輩達へのアドバイス等を紹介していきます。
武富さん
昭和62年 電気工学科卒業
武富 研司
梅のつぼみもふくらむ季節となりました。同窓生の皆様におかれましてはお元気にお過ごしのことと存じます。

我らが母校、近畿大学産業理工学部も創立46周年を迎え、気付けば私も卒業して25年の歳月が流れておりました。 自身の学生時代を振り返ってみますと、学業はそっちのけで学術文化会、学祭実行委員会、さらに学友会と幅広く活動し、その一方ツケがたまって、卒業を迎えるまで人様より長い年月がかかった次第でございます。

さて、孔子の論語の中に、「五十にして天命を知る」と言う言葉があります。 ご存知の通り、五十歳になってはじめて自分の天命、運命がなんであったのかがわかると言うものであります。私も大学卒業後はごく普通に就職し、配電盤の設計に携わっておりましたが、四十半ばにして一念発起し電気主任技術者の勉強を始め、五十歳にしてようやく電気保安管理の個人事業者として独立を果たしました。

ここに至るにあたっては、両親をはじめとする多くの皆様に助けられ、励まされ、時には罵声を浴びせられ(これはもっぱら家内からのものでありますが)、運命と言うか様々な出会いのもとに今の自分があるのだと、まさに五十にして天命を知った次第でございます。 6月の同窓会では、多くの皆様とのさらなる出会いを楽しみにしております。
田口さん
昭和56年 工業化学科卒業
田口 晋
大学を卒業し、30年が経過しました。当時、工業化学科には、二十数名の学生しかおらず、全員の顔がわかり、誰が来てないかすぐわかる状態でした。

さて、私は、卒業後、大阪の鍍金会社に約3年勤務しました。その際、高校を卒業したばかりの同僚達が1年たたずに退職していきました。「何故」「どうして」という疑問が、現在の教員という職業に就くきっかけとなりました。

学力はもちろんですが、その当時、不足していたと思われる「コミュニケーション能力」を3年間で身につけさせるべく、日々、生徒と向き合っている毎日です。専門高校ですので、就職する生徒がほとんどですが、進学する生徒も2〜3割おり、その中には、近大に入学し、その後、先生方のおかげで九大の大学院に入った生徒もいます。

また、現在、県下には、工業化学系の学科がある工業高校が5校ありますが、当時、学部長の小野先生に、近大OBのいるこの5校の指定校枠をお願いしたところ、快諾していただきました。今後、専門高校からも、益々近大の入学生が増え、さらなる活性化を行ってくれればと思っております。

最後になりましたが、このような機会を与えて下さった、同窓会の皆様に感謝申し上げます。
田中さん
昭和46年 建築学科卒業
田中 敬志郎
皆様お元気でしょうか。 私は筑豊の飯塚市の生まれで遠賀川で遊んでいたころは川の水も黒くて炭鉱の町でした。

飯塚の地に近畿大学第二工学部(現在は産業理工学部)が昭和41年4月に開設されました。 私は昭和42年4月に入学し、勉学、野球、家事のアルバイトをしながら4年間の学生生活を楽しく過ごしました。

昭和46年3月に卒業し、昭和46年4月から総合建設会社で現場一筋で40年間勤務してまいりました。入社から8年間は仕事を覚える事に専念し関東をかわきりに全国(関西・中部・東北方面)に所長として工場、団地、マンションなどの建設に携わってきました(38年間)。

昭和48年のオイルショック、昭和54年よりの好景気、平成の不景気、など、色んな社会情勢を 経験し現場を施工してきました。現在はリフォーム工事で施行しています。

私が今日まで無事でこれたのは、基本を守り、チームワークを大切に明るく過ごすことが理由の一つであると考えます。

後2年で会社生活は終わります。その後は、旅行、ディンプルアート、カラオケなどで楽しくすごし、近畿大学関東支部の活動に参加し母校へは同窓会を通して支援できればと思います。
一尾さん
昭和48年 電気工学科卒業
一尾 泰嗣
皆様お元気でしょうか。県会議員三期12年の間は、同窓会顧問として母校と深くお付き合いさせていただきました。その間に公私に渡りご指導を仰いだ先生方、関係者の皆様に深く感謝しております。卒業してからの約40年ですが、所属していた剣道部での毎日が輝く映像となって、心の中で生きています。日本武道館での全国大会では前年度優勝校中央大学との一戦が忘れられません。0対0。大将戦までもつれ込んだ団体戦の記憶は、一生私の心から消えることはありません。
私は現在、電気工事会社と800室程の下宿型施設、セトル事業や温泉付きリラクゼーション施設などを展開しております。私の目線で現在の社会、政治状況を見ますと政権交代はいったいなんだったのか、地方の十年後はどうなるのだろうかと不安でいっぱいです。まるで炎に炙られているような気になるのです。政治家としては浪人中の私ではありますが、政治家としての経験、経営者としての感覚を故郷の発展のために生かすには、首長への挑戦もと考えています。
同窓会ご一同様の今後のご活躍とご健勝を心より祈念し、挨拶にかえさせていただきます。
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